[16日 ロイター] - 米連邦破産裁判所は16日、民事再生法の適用を申請したタカタ<7312.T>の米国法人TKホールディングスに絡み、欠陥エアバッグで負傷した米国の被害者が起こした自動車メーカーに対する訴訟の90日間の差し止め命令を言い渡した。

タカタは事業売却などの手続きに時間が必要として、同訴訟の6カ月間の差し止めを求めており、独BMW<BMWG.DE>、フォード・モーター<F.N>、ホンダ<7267.T>、トヨタ自動車<7203.T>など大手自動車メーカーが支持していた。

デラウェア州ウィルミントンの破産裁判所のブレンダン・シャノン判事は個人に加えハワイ州、ニューメキシコ州、米領バージン諸島による訴訟に対し今回の決定を下した。複数州にまたがる48件の連邦裁判所管轄事件については、裁判がすでに進行しているとして差し止めを適用しなかった。

シャノン判事は「極めて慎重に」決定を下したと述べたが、タカタに「一息つける猶予」を与えることは適切だとの見解を提示した。差し止めは11月15日付で失効する。

これに対し、負傷者を代表する破産管財委員会は裁判所に提出した書状で、今回の措置により被害者の賠償請求に支障をきたす恐れがあると述べた。

*内容を追加しました。