吸殻は、燃えたわけではないので容積は減らない。細長い分、ゴミも大きい。灰皿に入れにくい。携帯灰皿には入らない。したがって、しばらく放置して冷まし、ゴミ箱に捨てるしかない。燃えてはいないものの、残滓の紙部分は若干焦げているので、一酸化炭素やタールが少し出ているのだろう。

 グロー本体はアイコスより軽いとはいえ、100gを超えているので、やはりズボンのポケットには入れにくい。

 アイコスもグローも専用の収納ケース(本体や充電器や掃除セットも収納)を売っている。はなからポケットに入れて持ち歩くことは想定していない。専用ケースを買う必要性を感じるかどうかはユーザー次第。グローにも専用のミニUSB充電器が付属していて、やはり持ち歩きには面倒だ。

★3種類試飲して2ヵ月、レギュラー味は1種類なのでこれしかない。メンソールは弱いほうが筆者には合う。

最後発のプルーム・テックは
先行製品とはまったく違う発想

プルーム・テック(Ploom TECH)は先行する2社とまったく違う発想の製品。充電のスパンが長く、軽くて小さいため持ち運びには一番便利(写真のバッテリー部分は筆者が使用している互換品) Photo:DOL

 そしてわが国のJT(日本たばこ)が最後発として東京で発売開始したのが「プルーム・テック」(Ploom TECH)である。これは先行する2社とはまったく違う発想の製品だ。

 ボールペンのような形状の棒が本体である。本体は2つに分かれ、バッテリー側の棒の重さが10.5g、タバコのカプセルを入れた使い捨てカートリッジが7g、計17.5gしかない。これしかないのである。長さは本体のバッテリー側63mm、使い捨てカートリッジ側70mm、接続して全長130mm、そして直径9mmだ。まさしくボールペンサイズである。接続はオスメスのねじ式だ。

 タバコ・カプセルは1箱5個入りで発売されている。パッケージは17.8g、大きさは箱の高さ97mm×幅56mm×奥行き15mmとタバコのパッケージに合わせているが、カプセルは1個0.6g、長さ24mm、直径9mmの小さな円筒である。箱にはちょうど5カプセル分のカートリッジが一つ付いている。1箱460円。1カプセルは50回吸って終わるので、だいたいタバコ20本と同等だと考えられる。

 プルーム・テックのカプセルには「メビウス」由来の粉が入っている。使い捨てカートリッジには、グリセリン(保湿、保存、甘味)、プロピレングリコール(保湿、殺菌)、トリアセチン(溶媒、保湿)、水が入っていて、バッテリーを作動させて液体を瞬間的に気化する。そのガスをカプセルのタバコ葉の粉を通して吸い込むというわけだ。もちろんタバコのニコチンが標的である。