「文章が苦手。書いている時間がツラい。メールも企画書もできれば書きたくない…」
「最初の1行を書き出すまでに、ものすごく時間がかかる…」
「文章がうまく伝わらない。しゃべって伝えることはできるのに…」
「書き直しを何度も命じられて、いつまで経っても書き終わらない…」
「数千字のレポートなどは、文字が埋まらなくて苦痛だ…」

そうした文章を書く人の悩みを全て解決する新刊『10倍速く書ける 超スピード文章術』が、発売前から大きく注目を集めている。本連載では、そのエッセンスをたっぷり紹介する。

なぜ、「1日300字」しか書けなかった超遅筆家の著者が、「1時間3000字」「5日で本1冊」の超爆速ライターに変わったのか。メール、企画書、ブログ、レポート、本1冊まで、あれこれ悩まず「とにかく速く書き終える」ための全技術をお伝えしていく。

「ゼロ」から書き始めるから遅くなる

「文章の書き方がわからない。時間がかかる……」
「書き始めたけど、すぐに行き詰まる……」
「書き出すまでに、なかなか腰が上がらない……」

ビジネスパーソンの方々から、そんな悩みの声を聞くことがあります。
そういうとき、私がいつも尋ねる質問がこれです。

「ちゃんと文章の“素材”を用意しましたか?」

文章を書くときに腰が上がらないのは、「書く準備」ができていないからです。書く内容=文章の素材がしっかり決まっていれば、苦もなくスラスラ書き進められます。

文章執筆に時間がかかる最大の理由は、「ゼロから文章を作ろうとするから」なのです。

ちなみに、『超スピード文章術』で私が定義している、ビジネスで用いる文章における「素材」とは、「独自の事実」「エピソード」「数字」です。つまり、読み手に「これを伝えたい!」という内容そのものを指しています。

文章執筆を、ビルとか家とか、建築物を作るようなものだと考えてみてください。鉄筋、木材、窓、ドアノブ、水道管……。建築物は、無数の材料から成り立っています。

仮に、あなたが1人で家を建てるとして、直前になって、それらの材料を一から集めるところから始めようとしたら、膨大な時間がかかるでしょう。事前にどんな材料が必要なのかがわかっていて、その材料が目の前にそろっているからこそ、納期通りに建築工事を終えることができるのです。

文章の「素材」を用意してあれば、悩みは消える


文章も同じです。ゼロから書くから結果的におっくうになる。時間がかかる。書く内容がわかっていれば、つまり「素材」が準備できていれば、速く書けるのです。