[上海 18日 ロイター] - 上海証券報は18日、中国政府による「影の銀行」(シャドーバンキング)規制により一部地方銀行の成長に悪影響が出ており、バランスシートが大幅に縮小しているところがあると報じた。リスクの高い融資形態の抑制に当局が努力していることを示唆した。

銀行規制当局は、過去10年以上にわたり積み上がってきた大規模な債務を縮小させる努力の一環として、銀行が理財商品などを通じて集めた資金の投資手段を制限することで、年初からシャドーバンキング活動の抑制を強化している。

証券報は13省の銀行当局の報告として、北京や青島を拠点とする地方銀行においては資産と負債両方の縮小がみられ、上期の成長は前年比で鈍化したと報じた。

アナリストによると、規模の小さい銀行は簿外取引が最も積極的であり、富裕層向け金融商品などシャドーバンキング活動の取り締まりにより大きな打撃を受ける見通しだ。

シャドーバンキング商品は、規制上の要件を迂回して、制限された対象に融資することが容易になる性格を持っており、当局は懸念を募らせている。

証券報は関係筋の話として、不良債権比率は銀行ごとに異なり、高いところでは3%に上る銀行もあると報道した。

北京の銀行の保有資産は6月末時点で1.8%減の21兆2000億元(3兆1800億ドル)、負債総額は1.9%減の20兆3200億元だったという。