[ワシントン 20日 ロイター] - 米下院情報特別委員会の民主党トップ、アダム・シフ議員は20日、CNNテレビの番組で、身体あるいは精神の障害により大統領が職務遂行不能に陥った場合に適用される憲法修正第25条を活用してトランプ大統領を辞任に追い込む状況にはないとの見方を示した。

バージニア州での白人至上主義団体と人種差別反対派の衝突を巡るトランプ氏の発言に反発し、一部の民主党議員は憲法修正第25条を発動して合法的にトランプ氏を解任する取り組みへの賛同を同僚議員に呼び掛けたが、シフ氏は、25条に注目するのは理屈に合わないと指摘。

「そう結論付ける状況とはかけ離れている」と主張。ただ、「われわれの多くが(トランプ氏の)行為を受け入れ難いと見なし、深刻な問題があると感じているのは確かだ」とした。

憲法修正第25条によると、副大統領および行政各部の長官の過半数、もしくは議会が法で定める機関の長の過半数が、大統領が権限と使命の遂行が不能になったと宣言した場合、副大統領が大統領の職務を代行することになる。

民主党のゾーイ・ロフグレン下院議員(カリフォルニア州選出)は18日提出の決議案で、ペンス副大統領とトランプ政権の閣僚に対し、医学と精神科の専門家を派遣して大統領の検診を行い、職務遂行能力を判断するよう求めた。

ジャッキー・スペアー下院議員(カリフォルニア州選出)はツイッターで15日、トランプ氏に精神的に不安定な兆しがあるとし、「修正第25条を発動する時が来た」と訴えた。