8月21日、8年以上にわたって上昇を続けてきた米国株だが、数週間後には歴史的に相場が荒れがちな9月に入る上、連邦債務上限の引き上げなど厄介な問題も控えており、投資家は相場が急落しないかと神経をとがらせそうだ。写真は2016年2月、ニューヨーク証券取引所のビル(2017年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 21日 ロイター] - 8年以上にわたって上昇を続けてきた米国株に最近、きしみが目立ち始めている。数週間後には歴史的に相場が荒れがちな9月に入る上、連邦債務上限の引き上げなど厄介な問題も控えており、投資家は相場が急落しないかと神経をとがらせそうだ。

 ウイーデン・アンド・カンパニーの首席グローバル・ストラテジスト、マイケル・パーベス氏は「9月は歴史的に見て、1年で最も相場が不安定になる月だ。9月が酷い月になりそうだという時に、S&P指数を買い上げたいなどとは思わない」と話す。

 S&P総合500種株価指数はこのところ、米国と北朝鮮の緊張激化を嫌った下落から立ち直りかけていたが、17日には再び、コーン国家経済会議(NEC)委員長が辞任するとの観測で急落した。

 株価は企業の好業績やトランプ米大統領の政策への期待から、年初に比べると8%以上上昇した。しかしそうした好材料は過去のものとなったようだ。

 ノース・スター・インベストメント・マネジメント・コープのエリック・カビー最高投資責任者は、企業利益の2桁台の伸びは既に「バックミラーに映って」おり、もう積極的に買う理由は見当たらないと言う。