8月19日、空調の効いた韓国の地下バンカーや軍事基地で、戦車ではなくパソコンのキーボードを使って行われる米韓合同軍事演習について、北朝鮮は戦争の予行演習だと非難している。写真は2010年11月、米韓合同演習に参加した米空母ジョージ・ワシントンの艦内(2017年 ロイター)

[ソウル 19日 ロイター] - 空調の効いた韓国の地下バンカーや軍事基地で、戦車ではなくパソコンのキーボードを使って行われる米韓合同軍事演習について、北朝鮮は戦争の予行演習だと非難している。

 8月21日から31日に実施される米韓両軍の演習では、核能力を備えた北朝鮮との戦争という思いもよらない事態に備えるためのコンピューター・シミュレーションが実施される。

 演習の詳細は厳重な機密事項だが、国際的孤立を深める北朝鮮との軍事衝突を想定している。米国側は、その内容を「防衛的な性質」と説明するが、北朝鮮国営メディアは「表面的な誤魔化しだ」と反発している。

「演習には、戦闘に含まれる全ての段階が盛り込まれている。もちろん、勝利するための内容だ」と、2000年代半ばまで定期的に合同演習に参加し、退役した韓国軍のMoon Seong-mook元准将は語る。

 厳重に守られた北朝鮮との軍事境界線の南にある埃っぽい演習場から遠く離れた場所で、迷彩服姿でイヤホンを身に着けた米韓両軍の軍人が、ラップトップやスクリーンの前にかがみこんで演習を行う。そんな光景が、在韓米軍のサイトに掲載された過去の合同演習の写真に写されている。