[ラガルト(ブラジル) 21日 ロイター] - ブラジルのルラ元大統領は21日、同国北東部の貧困地域を遊説して回り、自身の在職中に実現した社会の発展がテメル現政権の緊縮政策によって帳消しになったと非難した。来年の大統領選に出馬が可能ならば、同国の発展を取り戻すと主張した。

ルラ氏(71)は裁判所から収賄罪で有罪判決を受けており、控訴する意向を示している。二審でも有罪になると、大統領選への立候補はできなくなる。

2003─10年に大統領を務めた同氏は、今でも国民の間で人気が高い。復帰を視野に、3週間かけて貧困地域をバスで回り支持を訴えた。「(現政権)はわれわれが実現した進歩を後戻りさせ、国民を道端で物乞いする状況に陥れるつもりだ」と力説した。

世論調査によると、18年の大統領選の初回投票ではルラ氏が勝利する見込みだが、決選投票では拒否率が高いため敗北する見通し。

ルラ氏の所属する労働党の幹部らはこれまで、大統領選の候補はルラ氏しかいないと述べている。