[ニューヨーク 22日 ロイター] - 22日のニューヨーク外為市場では、ドルが上昇。欧州の経済指標が予想より弱かったことや、米ワイオミング州ジャクソンホールで開催される経済シンポジウムを控えた持ち高調整の動きから、ユーロ売り/ドル買いが広がった。

終盤のユーロ/ドル<EUR=>は0.5%安の1.1749ドル、主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.5%高の93.549だった。

ドルはユーロに対して2週間余りぶりの大幅上昇となり、対円でも1週間ぶりの上昇率を記録した。

8月の独ZEW景気期待指数が前月の17.5から10.0に低下し、市場予想の15.0を下回った影響で、ユーロ安が進んだ。またジャクソンホールの経済シンポジウムを前に投資家がドル売り持ちを減らした面もあった。

オッペンハイマー・ファンズのグローバル・マルチアセット・グループでポートフォリオマネジャーを務めるアレシオ・デロンギス氏は、ドルの売り持ちが大きく膨らんだことなどでドルが多少反発する可能性が生まれ、実際にある程度買い戻しが始まったと指摘した。

ユーロは前日の上昇分がほぼ帳消しになった形。RBCキャピタル・マーケッツのチーフ通貨ストラテジスト、アダム・コール氏は「基本的なポジションが依然としてかなり(ユーロ買い持ちの方向に)傾き過ぎていると考えられるため、このような薄商いの中では、ユーロがドルに対して上がれば売りに動こうとしやすい」と述べた。

ジャクソンホールでは米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長と欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が講演を予定している。ただ、2人とも当面の政策運営に関して新たなメッセージは発信しないとみられている。

ドル/円 NY終値 109.56/109.58

始値 109.28

高値 109.64

安値 109.15

ユーロ/ドル NY終値 1.1760/1.1764

始値 1.1752

高値 1.1773

安値 1.1748

(表はロイターデータに基づいています)