[サンフランシスコ 22日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグル<GOOGL.O>は今週、クラウドネットワーク向けのセキュリティーチップ「タイタン(Titan)」の技術的な詳細を公表する。

広報担当者によると、24日にブログで公表する予定という。

グーグル・クラウド・プラットフォームのインフラ製品マーケティング責任者ニール・モラー氏が最近のインタビューで語ったところによると、タイタンはハードウエアに手を加えた形跡がないかどうかスキャンし、形跡が見つかった場合はマシンを起動させない仕組みになっている。

グーグルは自社のクラウドサービスを支えるデータセンターのサーバーやネットワークカードにタイタンを組み込んでおり、セキュリティー機能の強化を通じてクラウド市場でアマゾン・ドット・コム<AMZN.O>やマイクロソフト<MSFT.O>の切り崩しを狙う。

シナジー・リサーチ・グループによれば、アマゾンとマイクロソフトはクラウド市場でそれぞれ41%と13%のシェアを持つが、現時点ではいずれもこうしたセキュリティー機能を備えているとの言及はない。ロイターの問い合わせに対し両社は、暗号化など様々な方法でデータセンターの安全性を確保していると述べた。

クラウド市場でのグーグルのシェアは7%にとどまっており、タイタンなどの技術を通じて自社サービスの差別化を図り、金融サービスや医療など規制の複雑な分野を中心に法人顧客の獲得を目指す考えだ。