[リンダウ(ドイツ) 23日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は23日、ドイツのリンダウで講演し、非伝統的な金融政策は欧州と米国で成功したとの認識を示した。ただ、比較的新しいツールで理解が不十分なため、さらなる調査が必要と指摘し、新たな現実に対して拙速な政策対応をとらないようくぎを刺した。

総裁は厳密な研究の必要性を強調しながらも、中央銀行は新たな政策の仕組みに関する理解にギャップがあることを認識する一方で、時代遅れとなった政策の擁護をやめ、政策措置を注意深く検討する必要があると述べた。

「(ジョン・メイナード)ケインズは『事実が変われば、私は意見を変える』と言ったとしばしば引用される」と指摘。「政策担当者にとって、ことはそれほど簡単ではない。事実の変化が政策対応に値するかどうかを決定する上で研究は役立つ。あるいは我々はそれを見抜かなければならない」と語った。

総裁は講演では現在の金融政策については言及しなかった。

総裁はまた、「過去10年間に金融政策や規制・監督において取られた措置により世界は強さを増した。だが、今後も新たな挑戦に備える必要がある」と述べた。

ユーロ圏と米国の両方でこうした政策が景気とインフレの下支えに寄与したことが研究により実証されたとの見方を示した。

*内容を追加しました。

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