[フランクフルト 23日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのワイトマン独連銀総裁はECBの資産買い入れプログラムについて、来年に秩序だった方法で比較的速いペースで終了させ始める必要があるとの考えを示した。ただある日突然終了させるべきではないとも述べた。

同総裁は独紙Boersen-Zeitungのインタビューに対し、「われわれの6月時点の予想に基づくと、自分自身の考えでは来年に向け追加措置を導入する必要はないと考えており、特に資産買い入れプログラムの延長の必要はないとみている」と述べた。

また、インフレ率はECBの目標に向け上昇し続けるとの見方を示し、資産買い入れがなかったとしてもECBの政策は拡張的であり続けるとの認識を示した。

ECBのドラギ総裁はこの日に行った講演で、現行の金融政策については言及しなかったものの、いかなる政策の変更も慎重に実施する必要があるとの認識を示した。

ワイトマン総裁もまた、資産買い入れプログラムを技術的に変更すればマイナスの影響が出る恐れがあるとして、こうした変更に反対する姿勢を表明。

ECBは資産買い入れに関して加盟国の出資比率に応じて買い入れを行う「キャピタルキー」規定などの自主規制を設けているが、来年にはこうした買い入れの制限を巡る規定を順守できなるなる見通し。規定が変更されなければ、ECBは買い入れ自体を縮小せざるを得なくなるため、ワイトマン総裁の発言には重みがある。