[ブリュッセル 23日 ロイター] - 欧州委員会は23日、イタリアのベルルスコーニ元首相が独自通貨の併用支持を示唆したことに対し、拒絶する考えを示し、ユーロ圏内の法的通貨はユーロのみだとした。

委員会の広報官は、元首相の意見に対する見解を求められ「この規則に例外はない」と答えた。

中道右派政党の「フォルツァ・イタリア」を率いるベルルスコーニ氏は、週末の国内紙のインタビューで並行通貨への支持を表明。同国では来年5月までの選挙実施を控えており、広範なユーロ懐疑論への懸念を浮き彫りにした。

イタリアには欧州連合(EU)とユーロに批判的な政党として、反体制派の「五つ星運動」と右派の「北部同盟」がある。このうち1つでもフォルツァ・イタリアと連立すれば、議会で過半数勢力となる可能性がある。

22日のイタリア国債利回りは急上昇し、ドイツ連邦債との格差が5週間ぶりの大きさに拡大した。アナリストらは、元首相に関する報道が売り材料となったと分析した。