[23日 ロイター] - 米空軍は、老朽化の進む空中発射型核巡航ミサイル「AGM-86B」の更新作業で、米ロッキード・マーチン<LMT.N>、米レイセオン<RTN.N>とそれぞれ契約を結んだ。発注額は各社9億ドル。国防総省が23日明らかにした。

米軍は核戦力の近代化を進めており、昨夏に大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」と核巡航ミサイルの更新について防衛各社に提案を要請していた。空軍はすでにミニットマン3の更新作業をボーイング<BA.N>とノースロップ・グラマン<NOC.N>に発注済み。

今回の契約により、ロッキードとレイセオンは、核巡航ミサイルの更新に向けた具体的な開発と試作に両社が並行して取り組むことが可能になる。2社は今後4年半の間、同ミサイルの技術向上とリスク軽減に取り組む。契約期間の完了後、空軍は新型長距離巡航ミサイル(LRSO)の開発、製造、配備を請け負う1社を選定する。

空軍は約1000発のLRSOを配備する計画で、更新費用は推定100億ドルとされる。このうち、核弾頭が搭載されるのは一部に限られる見通し。

空軍はこれまでに、2030年までのLRSO配備を目指すと明らかにしている。

米国の核戦力更新にかかる費用は今後10年で3500億ドルを超える見通し。