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【Oracle ERP Cloud 導入事例】 Carbon
急成長する「モノ作り革命児」に必要だったのは
業務プロセスの“超”高速化

2017年8月31日
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機能面でも完成度でも群を抜くオラクルのSaaSを採用

 ビジネスモデルも独特だ。同社は3Dプリンタを顧客に販売するのではなく、サブスクリプション・モデルで提供する。「当社の3Dプリンタはソフトウェアのアップデートや保守などのサービスも含めてご提供します。そのため、お客様は常に最新の3Dプリンタをご利用いただけます」とケリー氏は説明する。

 この提供モデルを実現するために、Carbonの3Dプリンタ製品は各種センサーが搭載されたIoT(Internet of Things)デバイスとして設計されており、本社では常に稼働状況をモニタリングしている。なにか異常が検知されたら同社のサポート部門が迅速な故障対応や備品補充を行う。加えて、さまざまな樹脂素材を活用した製品開発を支援するプロフェッショナル・サービスも用意している。

 こうした同社の事業を円滑に運営していくためには、バックエンドの業務プロセスがスムーズに回る必要がある。しかし、以前は製品の設計や製造、会計、サプライチェーン、人事に至る全ての業務プロセスが問題を抱えており、それが同社の成長にとって足かせとなるおそれがあった。

 「当社はまだ小規模ですが、3Dプリンタは全て自社工場で生産し、造形用樹脂やプリンタ備品などは外部のパートナーに委託生産しているほか、顧客サポートやプロフェッショナル・サービスも提供しています。会社の規模に対して、ビジネスモデルと業務プロセスはかなり複雑だと言えます。これを円滑に運営できる基幹システムを整えることが、当社が成長を続けていくうえで大きな課題でした」(ケリー氏)

 そこでケリー氏らは、各業務プロセスをスムーズに進めるうえで肝となるマスタ・データ管理を強化しつつ、統合されたプラットフォーム上で業務を遂行できる統合型基幹システムの導入を決めた。その際に、創業時よりグローバルな事業展開を睨んでいた同社は、世界中のどこでも同じシステムを利用できるパブリック・クラウド(SaaS)が最適だと考えた。

 そして各社のクラウド・サービスを検討した末に採用を決めたのがオラクルのSaaSであった。具体的には、財務会計に「Oracle ERP Cloud」、サプライチェーン管理に「Oracle SCM Cloud」、人事管理に「Oracle HCM Cloud」、顧客サポートに「Oracle Service Cloud」の導入を決める。「当社の広範な業務領域をカバーできる豊富な機能を備えたクラウド・サービスが必要でした。今日、さまざまなベンダーからSaaSが提供されていますが、Oracle ERP CloudをはじめとするOracle CloudのSaaSは、機能の豊富さや完成度の面で群を抜いていました」とケリー氏は採用の理由を明かす。

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