[東京 25日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比86円59銭高の1万9440円36銭となり、反発した。前日の米国株は小幅に続落した半面、外為市場でドル/円<JPY=>が109円台後半まで円安に振れたことが支えとなった。ただ、午前中の東証1部の売買代金は8000億円未満と、商いは低調。ジャクソンホール会議における欧米中銀トップの講演を見極めたいとする姿勢が広がった。

TOPIXも反発。セクター別では鉄鋼、輸送用機器が上昇率上位に入った。一方、下落率トップは食品。東証33業種中28業種が値上がりしたが、「ポジションのアンワインドで上下している銘柄も多く、方向感は乏しい」(外資系証券)との声が出ている。

25日は北朝鮮の記念日「先軍節」に当たるため、ミサイル発射など地政学リスクの高まりに対する警戒感も意識され、日本株の上値を圧迫した。

市場では「ジャクソンホール会議に関心が向かっているが、市場に悪影響を与える話は出ないだろう。閑散相場ながら日経平均は200日移動平均線(1万9297円38銭=25日前場)の手前で下げ渋っている。戻り相場のタイミングも近づきつつある印象」(光世証券エグゼクティブ・マネージャーの西川雅博氏)との声も聞かれた。

東証1部騰落数は、値上がり1167銘柄に対し、値下がりが691銘柄、変わらずが161銘柄だった。