[25日 ロイター] - <為替> ドルが下落。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が米ワイオミング州ジャクソンホールの年次シンポジウムで行った講演で、金融政策に言及しなかったことを受けた動き。

市場ではイエレン議長が金融政策に関しコメントすることはないとの見方が大勢となっていたが、一部市場参加者の間では利上げ見通しとまではいかなくてもバランスシート縮小を巡り何らかのシグナルを示す可能性があるとして注目されていた。

イエレン議長の講演を受け、ドル/円<JPY=>は0.2%安の109.35円。ユーロ/ドル<EUR=>は0.5%高の1.1851ドル。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 小幅反落。銀行やエネルギー銘柄の値上がりしたものの、小売り銘柄の値下がりの方が大きかった。

小売り銘柄は広範にわたり売られた。中でもスーパー大手のモリソンズ<MRW.L>やセインズベリー<SBRY.L>、マークス・アンド・スペンサー<MKS.L>、テスコ<TSCO.L>は0.4%から1.7%安となり、値下がりが目立った。米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>が6月に買収した米自然・有機食品小売大手ホールフーズ・マーケット<WFM.O>での価格を引き下げると発言したことで欧州のスーパーにおける価格競争が改めて不安視された。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 反落。小売り銘柄が売られたほか、ユーロ高が相場の重しとなった。

この日は米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれている経済シンポジウムでの中銀当局者らの発言が注目された。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で米国の金融政策に言及しなかったことでドルが下落した。ユーロ高に伴い欧州株は終盤にかけてマイナス圏に落ち込んだ。

小売り株ではオランダのスーパーマーケット大手アホールド・デレーズ<AD.AS>が6.1%下落し、最も大幅に下落した銘柄となった。オンライン小売の米アマゾン・ドットコム<AMZN.O>が、自然・有機食品小売り大手の米ホールフーズ・マーケット<WFM.O>の買収を週明けに完了する中でホールフーズの価格を引き下げると発言。アホールドは米東海岸での事業が大きい。取引時間中は7.6%安と、16か月ぶりの安値に落ち込む局面もあった。

他のスーパーも売られ、STOXX欧州600種小売株指数<.SXRP>は1.11%低下した。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> ポルトガル国債利回りが約1カ月ぶりの高水準をつけ、週間の上げ幅も今年最大級となった。

欧州中央銀行(ECB)の政策見通しが再び注目を集める中、低格付け国債券の地合いが悪化した。

ポルトガル10年債利回り<PT10YT=TWEB>は一時5ベーシスポイント(bp)上昇して2.91%をつける場面があった。週間では約11bp上昇した。週間の上げが10bpを上回ったのは、今年に入りほかに6回だけだ。

ポルトガルとドイツ10年債<DE10YT=TWEB>の利回り格差は一時250bp程度と、5週間ぶり水準に拡大した。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]