プレゼンテーション初心者はまずはマネキン大作戦から

 コンサルタントがよいアウトプットを出すにはセンスや勘が大切ですが、プレゼンテーションだけは努力と準備で上手になれます。ふつうは逆に感じるかもしれませんが、そうなのです。

 1987年春にボストン コンサルティング グループ(BCG)に入社して半年後、お客さんの前で話すようになりました。でもそのとき、上司に言われました。

「お前は下手なんだから、上手にしゃべろう、なんて思うな」「手をまっすぐにして、スクリーンを指して、そのまま書いてあることを、ただ読み上げろ」「理系の誠実さ(だけ)で勝負だ」「指も揃えろよ」

 資料をスクリーンに映して、手を斜め45度に挙げてそれを指し示し、多言を弄(ろう)することなく、ただ読み上げろというのです。「なるほど」と思ってそうしました。

出所:『ゼロからのプレゼンテーション』

 名付けてマネキン大作戦。作戦といっても、

・読んでわかるだけでなく「聴いてわかる」資料にする
・それを声に出して淡々と読む