[ニューヨーク 28日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場は、ドルが下落。先週末の米ジャクソンホールでの講演内容を受けたドル安の流れが続き、対ユーロで約2年半ぶりの水準に沈んだ。

25日の講演でイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は金融政策に触れず、年内の米追加利上げの観測が後退。一方、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁はユーロ高に懸念を示さなかった。

欧米中銀トップのこうした発言がこの日も外為相場の動きを主導。ユーロ/ドル<EUR=>は0.5%高の1.1983ドルと2015年1月以来の高値を付け、節目の1.20ドルに迫った。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.6%安の92.184と昨年5月以来の安値を付けた。終盤のドル/円<JPY=>は0.2%安の109.08円。

大型ハリケーン「ハービー」の米テキサス州直撃が米経済に影響するとの懸念はドルが売られる要因になった。

BKアセット・マネジメントのマネジングディレクター、キャシー・リエン氏は「全般的にドル安の基調が続いている」と指摘。「イエレンFRB議長の25日の講演内容に対する失望感が週明けに持ち越された」と述べた。

その上で、ドラギECB総裁の発言がユーロを下支えする一方で、ハリケーンの米襲来がドルにとってやや重しになったと述べた。

アナリストによると、ロンドン市場がバンクホリデーで休場のため、商いは薄かった。

市場ではECBが来週の理事会で資産買い入れ縮小に向けた計画を打ち出すかどうかが注目を集めており、ユーロは目先、堅調を保つと見込まれている。

ドル/円 NY終値 109.24/109.27

始値 109.17

高値 109.41

安値 109.05

ユーロ/ドル NY終値 1.1977/1.1981

始値 1.1936

高値 1.1983

安値 1.1922

(表はロイターデータに基づいています)