[ニューヨーク 28日 ロイター] - 28日の米国株式市場は、S&P総合500種とダウ工業株30種がほぼ横ばいで取引を終了した。テキサス州南部を襲ったハリケーン「ハービー」によって製油所の操業が閉鎖に追いやられたことなどを背景に、エネルギー株や銀行株が売られる一方、ハイテク株やヘルスケア株が買われ、ナスダックを押し上げた。

市場アナリストは、インフラなどへの被害はあったが、再建への取り組みが洪水による経済へのネガティブな影響をおおむね相殺するだろう、との見方を示した。

米原油先物<CLc1>は2.5%安の1バレル=46.68ドル。一方、ガソリン価格<RBc1>は上昇した。

米石油大手エクソンモービル<XOM.N>とシェブロン<CVX.N>はそれぞれ0.3%安と0.4%安。バレロ・エナジー<VLO.N>は1.1%高となった。

投資家は資金を安全資産に逃避させ、金価格<XAU=>は約10カ月ぶりの高値圏に上昇。

同時に米ホームセンター大手のホーム・デポ<HD.N>は1.2%高。ハリケーン「ハービー」の被害によって住宅改修需要が高まるとの予想が背景。

グローバルデータ・リテールのマネージングディレクター、ニール・ソーンダース氏は「ホーム・デポは2013年のハリケーン『サンディ』の時と同様に、ハリケーン『ハービー』からの恩恵を享受することは確実」と述べた。

米損害保険のトラベラーズ<TRV.N>は2.6%安の123.23ドル。ダウ平均の構成銘柄の中で最大の下げとなった。米保険大手オールステート<ALL.N>は1.5%安の90.65ドル。同セクターはハービーの影響が懸念されている。

S&P金融<.SPSY>は0.5%安となった。

米製薬会社カイト・ファーマ<KITE.O>は28.0%高の178.05ドル。米製薬ギリアド・サイエンシズが同社を119億ドルで買収することで合意したと発表した。ギリアド株価は1.2%高。

オンライン旅行代理店の米エクスペディア<EXPE.O>は4.5%安。同社の最高経営責任者(CEO)、ダラ・コスロシャヒ氏が米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズ[UBER.UL]のCEOを打診されていることが社内メモで明らかとなった。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所で値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回り、比率は1.14対1だった。ナスダックも1.02対1で値下がり銘柄数が上回った。

米取引所の合算出来高は約51億3000万株。直近20営業日の平均である約60億株を下回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 21808.40 -5.27 -0.02 21832.50 21861.49 21767.94 <.DJI>

前営業日終値 21813.67

ナスダック総合 6283.02 +17.37 +0.28 6286.01 6292.26 6267.85 <.IXIC>

前営業日終値 6265.64

S&P総合500種 2444.24 +1.19 +0.05 2447.35 2449.12 2439.03 <.SPX>

前営業日終値 2443.05

ダウ輸送株20種 9156.96 +23.21 +0.25 <.DJT>

ダウ公共株15種 748.16 +1.68 +0.23 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1082.62 +2.12 +0.20 <.SOX>

VIX指数 11.32 +0.04 +0.35 <.VIX>

S&P一般消費財 705.05 +0.67 +0.10 <.SPLRCD>

S&P素材 341.28 +0.78 +0.23 <.SPLRCM>

S&P工業 574.31 +0.04 +0.01 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 560.17 -1.13 -0.20 <.SPLRCS>

S&P金融 408.67 -1.97 -0.48 <.SPSY>

S&P不動産 201.11 -0.89 -0.44 <.SPLRCREC>

S&Pエネルギー 459.61 -2.17 -0.47 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 915.90 +5.50 +0.60 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 159.03 -0.03 -0.02 <.SPLRCL>

S&P情報技術 992.49 +2.70 +0.27 <.SPLRCT>

S&P公益事業 278.85 +0.63 +0.23 <.SPLRCU>

NYSE出来高 7.05億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 19470 + 40 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物9月限 円建て 19465 + 35 大阪比 <0#NIY:>

(ロイターデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)