8月25日、投資家の間で為替リスクの回避が可能な上場投資信託「為替ヘッジ型ETF」の人気が高まっている。外為市場でユーロやドルなど主要通貨の値動きが大きくなっているためだ。北京で昨年1月撮影(2017年 ロイター/Jason Lee)

[ロンドン/ニューヨーク 25日 ロイター] - 投資家の間で為替リスクの回避が可能な上場投資信託「為替ヘッジ型ETF」の人気が高まっている。外為市場でユーロやドルなど主要通貨の値動きが大きくなっているためだ。

 外国人投資家は通常、為替ヘッジを付けずに株式を購入する。一般的に株式は為替と負の相関を持つためで、実際のところ株式投資は為替の急変動をヘッジする側面を持つ。

 しかし株式市場の多くが過去最高値近辺で推移する一方、今年に入って主要通貨の変動率が10%台に達したことで、投資家は安全策を採り始めた。

 為替ヘッジ型ETFは、今年は7月末までの資金流入が全世界で約170億ドルとなり、91億ドルの流出だった前年同期から状況が一変した。

 為替ヘッジ型ETFは比較的新しい金融商品で、業界団体のETFGIによると株式ETFの運用資産総額3兆3000億ドルに対して為替ヘッジ型の運用は1270億ドルにすぎない。

 しかしこのタイプのETFの重要度の高まりは、為替変動がポートフォリオのリターンに影響を与え得るということを示している。

 JPモルガン・アセット・マネジメントのマーク・リチャーズ氏は「ある株式市場の世界的な指標に対する相対的なパフォーマンスは、その国の通貨の動きに大きく左右される」と話す。