[東京 29日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の108円後半だった。午前は北朝鮮の弾道ミサイルが日本上空を通過したと伝わって108円前半まで下落したが、国内勢の買いを支えに切り返した。午後は次の材料待ちながら落ち着いた値動きとなった。

午後のドルは108.70─90円台で推移した。北朝鮮情勢を巡る警戒は幾分和らいでいるが、欧米株式市場の動向やトランプ米大統領の反応次第で動意が出る可能性がある。

市場からは「北朝鮮は核保有を巡る米国との駆け引きを優位に進めたいだけ。そう受け止められているうちはリスク回避的な動きもマイルド」(投資顧問会社)との声が聞かれた。

ただ、9月9日の北朝鮮の建国記念日に向けて、地政学リスクはくすぶりやすいとの見方もある。トランプ氏の言動次第でムードが一変する可能性があり、引き続きドルの上値抑制要因となりそうだ。

<ドル/円は一時4カ月半ぶり安値>

朝方109.20円台で推移していたドルは、北朝鮮のミサイル発射報道で108.33円まで急落。約4カ月半ぶりの安値をつけた。報道をきっかけに投機筋から仕掛け的な売りが強まったという。

その後、国内勢の買いなどが支えとなり、108円後半まで持ち直した。正午にかけて過度なリスク回避姿勢は和らぎ、もみ合いが続いた。

安倍晋三首相は午前、米国のトランプ大統領と電話会談し、北朝鮮に圧力を強めていくことで完全に一致したと語った。[nL4N1LF17U]

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 108.81/83 1.1980/84 130.36/40

午前9時現在 108.71/73 1.1962/66 130.06/10

NY午後5時 109.24/27 1.1977/81 130.85/89

(為替マーケットチーム)