[ブリュッセル 29日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のユンケル委員長は29日、EU離脱を巡る英国との交渉について、将来の通商関係についての協議は、離脱条件に関する問題が解決して初めて開始が可能になるとの考えを示した。

英国とEUは今週、離脱を巡る第3回交渉会合を開いている。

EU側は今回の会合では、英国内のEU市民やEU域内の英市民の権利保護、未払い分担金、北アイルランドとアイルランドの国境管理に焦点を合わせるべきだとしている。

ユンケル委員長はEU大使らへの講演で「英政府が発表したすべての文書を熟読したが、どれも満足のいくものではなく、非常に膨大な解決すべき問題があるということを明確にしたい」と述べた上で、「英国とEUの新たな経済・通商関係に関する協議は、離脱に関するこれらすべての問題が解決されるまで始まらないことをはっきりさせる必要がある。問題を混同させてはならない」と強調した。

また、「将来に期待する前に、まず過去を清算する」と述べた。