[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米テキサス州ヒューストンでは、ハリケーンから熱帯低気圧に変わった「ハービー」の影響で空の便が数千便欠航となり、通常は空路が混雑する9月4日のレーバーデーまでまひ状態が続く可能性がある。復旧の遅れは、航空会社の収益を圧迫するとみられる。

被害が最小限で収まった場合でも、空路の復旧は30日か31日となる見通し。ヒューストンの空港当局はいつ空港業務を再開するのか明らかにしておらず、連邦航空局はホビー空港が早くとも30日、インターコンチネンタル空港は早くとも31日になるとの見通しを示している。

事情に詳しい政府当局者は、ジェット燃料が限られ、道路が通行不能となるなか、ヒューストンの各空港は公式には今週再開するかもしれないが、全面的な復旧は来週になる公算が大きいと述べた。

空の便監視サイト「flighware.com」によると、航空会社は27日以降、ヒューストン発着便5000便以上を欠航としており、30日までは全便が欠航となる。

業界団体「エアラインズ・フォー・アメリカ」の首席エコノミスト、ジョン・ハイムリック氏は、米最大都市の一つで空の便の主要拠点でもあるヒューストンや周辺地域に被害が及んだことで、レーバーデー前後の期間の旅客輸送量が従来予想より落ち込むことは「疑う余地がない」と述べた。

米国では、レーバーデーに絡み30日から9月5日まで道路や空路が混雑する見通し。

サウスウエスト航空<LUV.N>は、ハービーの影響でヒューストンのインターコンチネンタル空港とルイジアナ州のニューオーリーンズ国際空港で9月5日まで通常運航への復旧ができない可能性があるとしている。

ヒューストンにハブ空港を持つユナイテッド航空<UAL.N>は31日までの約2000便を欠航とした。