[東京 30日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル高/円安の109.79/81円だった。前日の海外市場でドル指数が2年半ぶりの安値から持ち直した流れを引き継いで、ドル/円は前日の高値を上回る109.92円まで上昇したが、110円を試す動きは強まらず失速。その後は手がかりに乏しく109円後半でのもみ合いが続いた。

午後のドル/円は、109円後半で伸び悩んだ。「手がかり難で、動きようがない」(邦銀)との声が聞かれ、前日海外時間からの上昇基調は一服した。商いは薄かったもよう。米10年債利回りは2.14%半ばでの横ばい。

午前は実需筋のドル買いや株高などのサポート要因があったものの、投機筋の間では調整売りが先行したもよう。

市場では「ドル高のトレンドは、はっきりみえていないが、ユーロの上昇トレンドは持続している」(FX会社)との指摘が聞かれた。

前日の海外市場でのドルが買い戻しはショート・カバーが中心とされ「110円に近付くと、上値が重くなる」(外為アナリスト)とされた。

ユーロは前日1.2070ドルと2015年1月以来の高値を付けたが、その後は、急速な上昇の反動で調整売りが流入し、調整はオセアニア時間まで続いた。東京市場では、1.19ドル後半での推移が続いた。

一方、29日の北朝鮮による弾道ミサイル発射を受けて緊急会合を開いていた国連安全保障理事会は、声明を発表した。北朝鮮が緊張緩和に向け直ちに具体的措置をとることが重要と表明し、全ての関係国に制裁実行を要請した。為替市場で目立った反応は見られなかった。

早朝の取引では、KCNAによる、北朝鮮の金委員長のコメントが伝わった。金委員長は、太平洋を標的にした弾道ロケット演習をさらに実施する必要がある、との認識を示した。引き続き米国の態度を注視し、それによって、今後の行動を決定するという。

ミサイル演習は「太平洋における軍事作戦の第一段階、グアム抑制の前触れ」とも述べた。

        ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 109.79/81 1.1963/67 131.35/39

午前9時現在 109.75/77 1.1968/72 131.37/41

NY午後5時 109.74/76 1.1972/73 131.37/41 

(為替マーケットチーム)