[東京 31日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル高/円安の110.51/53円だった。月末を迎えた実需筋から駆け込み的なフローが観測されているという。

朝方110.20円台で推移していたドルは、午前9時過ぎにかけて110.54円まで上昇した。仲値にかけては輸出企業のドル売りが優勢となり、110.30円台まで下押ししたが、その後、輸入企業や投資家から買いが入り、110.61円まで押し上げられた。

日銀の政井貴子審議委員が講演で、日銀が掲げる物価2%の目標の達成時期の後ずれは望ましくないとし、物価2%に向けたパスをたどるよう、政策を遂行していくことが重要、などと述べたことも一部で材料視されたもよう。

国家統計局が発表した8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.7と、前月の51.4から上昇した。金利上昇や当局による高リスク融資の取り締まりを受けて景気の鈍化が見込まれていたが、予想に反して拡大した市場では「中国の景気動向について今は市場の関心が低下している。円売りの材料になったかは微妙」(外為アナリスト)との声が出ていた。