[フランクフルト 31日 ロイター] - 対ドルでの急激なユーロ高を懸念する欧州中央銀行(ECB)当局者が増えており、資産買い入れ縮小が緩慢なペースとなる可能性が高まっている。事情に詳しい関係筋がロイターに明らかにした。

関係筋によると、2017年末までを期限としている量的緩和に関する討議は始まったばかりで、9月7日の次回理事会で何らかの決定をする可能性は非常に低い。

ユーロ高がインフレを抑制し、輸出への影響から成長を阻害することを懸念する一部当局者から、資産買い入れペース縮小を急速なものではなく緩慢なペースで行うことを求める圧力が高まっているという。

ある関係筋はロイターに対し「為替レートがより大きな問題になった。今や出口が好ましいとの見方は後退しており、何とかやっていこうとする選択肢への論議が強まっている」と述べた。

別の関係筋も「ユーロの大幅な上昇は既に金融引き締め効果をもたらしており、金利上昇に等しい」と述べた。

7月のECB理事会の議事要旨によると、すでにユーロ高への懸念が示されており、それ以降もユーロは着実に上昇している。

この報道内容について、ECBはコメントしなかった。

関係筋によると、政策案は示されておらず、ECB理事会での議論は7月に合意したとおり来週始まる予定。

*内容を追加しました。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)