[31日 ロイター] - <為替> ユーロ/ドル<EUR=>が下落。対ドルでの急激なユーロ高を懸念する欧州中央銀行(ECB)当局者が増えており、資産買い入れ縮小が緩慢なペースとなる可能性が高まっている、とのロイター報道が材料となった。ニュージーランドドルは対米ドル<NZD=D4>で下落し約3カ月ぶり安値。総選挙を9月23日に控え、世論調査で野党・労働党の支持率が急上昇し、与党・国民党の支持率を上回った。ドル/円<JPY=>は110円台前半での取引。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 続伸。鉱業と金融銘柄が買われ全体水準を押し上げた。

FT100種は月間ベースでも値上がりし、2カ月連続のプラスとなった。

この日は銅の値上がりを材料に鉱業銘柄が著しく伸びた。FT350種鉱業株指数<.FTNMX1770>は月間で約7.3%値上がりし、最も好調な部門の1つだった。

週初めに北朝鮮が日本の上空を通過する弾道ミサイルを発射したことを受けリスク選好度が低下し、激しく落ち込んだ金融株は前日からの回復が続いた。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 続伸。北朝鮮の弾道ミサイル発射による株安からの持ち直しが続いている。

ただSTOXX欧州600種指数<.STOXX>は月間ベースでは落ち込み、3カ月連続のマイナスとなった。

フランスの小売り大手カルフール<CARR.PA>は13.1%下落し、20年ぶりの大幅安となった。2017年の利益が12%減る可能性があるとし、売り上げの成長目標を引き下げたことが嫌気された。小売業界の競争激化で利幅が圧縮し、上半期利益は市場予想を下回った。

バークレイズのアナリストらは投資家向けのメモで「カルフールの軟調な上半期決算は部分的には外部的、一時的要因によるものだが、構造的課題も示す」と指摘した。

競合のカジノ<CASP.PA>は2.8%の連れ安となった。投資家らはカルフールと同じような問題を懸念した。

小売業界の競争が激化し構造的問題が深刻化する中、STOXX欧州600種小売株指数<.SXRP>は今年最も軟調な部門の1つだ。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 域内国債利回りがおおむね低下した。

急激なユーロ高を懸念する欧州中央銀行(ECB)当局者が増え、量的緩和縮小ペースが緩慢になる可能性を、ロイターが関係筋の話として伝え、材料視された。

同筋によると、年末までを期限としている量的緩和に関する討議は始まったばかりで、9月7日の次回理事会で何らかの決定をする可能性は非常に低いという。

ECBの刺激策縮小期間が長引くとの見通しを受け、周辺国債の利回りが下げを主導した。

ポルトガル10年債利回り<PT10YT=TWEB>は4ベーシスポイント(bp)低下して約2.82%と1週間ぶりの低水準をつけた。

イタリア10年債利回り<IT10YT=TWEB>も4bp下がって2.04%。ドイツ10年債<DE10YT=TWEB>との利回り格差は168bpと、約1週間ぶりの水準に縮小した。

ドイツ10年債利回りは0.36%と、当初の上げを消した。8月は18bp近く低下する見通しで、月間の下げでは半年ぶりの大きさとなる。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]