[ベルリン 4日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は4日、ディーゼル車の走行禁止を回避するため、都心部の排ガス削減費用を10億ユーロ(11億9000万ドル)に倍増する計画を明らかにした。

フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>の排ガス不正問題発覚以降、大気汚染への取り組みが不十分だと批判を浴びてきたメルケル首相は、総選挙を月内に控え、対策強化に動いている。

首相は4日、主要都市の市長や自治体代表らと会合を開き、5億ユーロの大気汚染対策基金を設立した。

基金は連邦政府が追加の5億ユーロを拠出して10億ユーロに倍増されたが、自動車業界も先月約束した2億5000万ユーロの拠出金の増額を求められる可能性があるとした。

首相は、市長らとの共同記者会見で「走行禁止を回避するため、可能な限りあらゆることをすべきだ」と語った。自動車業界との会合を選挙後に行うことも明らかにした。

自動車業界との会合は先月にも開かれており、業界幹部らは排ガス削減に向け、530万台のディーゼル車を改修することに合意している。