いまからでも遅くない!

 そう諭されて納得したルーシーは読書を続けます。
 さらに、頭のいいルーシーは、裁判で、
「もっと賢くなりたくないのか。君が賢くなるにはもっと知的な養育環境が必要なんだよ」
 と言われてこう答えます:
「I need love.」(私に必要なのは愛です)

 そのとおり、愛があれば子どもは自分を価値のある人間だと信じて育ちます
 自分が価値のある人間だとわかれば、外の世界に心を開き、自ら進んで知的好奇心を満足させる行動に出ます。
 知的能力は子どもが自分の手でいくらでも伸ばせるのです。はじめに愛さえあれば!

 そのようなご家庭をたくさん見てきました。
 今日からでも遅くありません
 お子さんの存在を全身全霊で受けとめる、愛情たっぷりの親の姿を示してくださいね。

注:文中の絵本『Stellaluna』の音読が無料で聞けるオンラインはこちら
http://www.storylineonline.net/books/stellaluna/