関係が深まるにつれ見えてきた
「アフリカ-中国問題」

 アフリカで急増する中国人の“お行儀の悪さ”が問題になっている。

 昨今、アフリカから中国に渡って来るビジネスマンが増えているが、この上海のアフリカン・コミュニティにおいても「アフリカ-中国問題」は日常的な関心事でもある。

 先日もアフリカ南東部にあるマラウイ共和国で起きた、現地の中国人に矛先を向けた暴動が話題になった。

「マラウイの中心街では中国人資本の店が襲撃された。みんな中国人にはいい感情を持ってない。ローカルの商売がどんどん潰され、地元民は我慢の限界に来ている」

 一方、それはアフリカの西にあるマリ共和国にも共通していた。上海在住のマリ人はこう話す。

「街を走るのは中国製の安いバイク。中国人の商売人がやってきて、ありとあらゆる中国製の工業製品を売りつける。安い中国製に地元資本は利益が取れなくなっている」

 ちなみに、同国のインフラ整備の多くは中国資本が受注している。中国海外工程有限責任公司(COVEC)が中心となって道路整備や橋梁工事、住宅建設、大学のキャンパスや総合病院建設などを行ってきている。病院開設に当たっては、ローカル人材を上海に送り込んでトレーニングさせるほどだ。

「彼らのやり方は“オール・バイ・チャイニーズ”、中国政府が中国企業を進出させ、そこに中国人をも派遣させる。我々ローカル市民の出る幕がない」――アフリカ人の不満はこんなところでも高まっている。