今月下旬から臨時国会が開催される予定だ。しかし、肝心要の補正予算編成についての動きが鈍い。

 これは、8月上旬に発表された4-6月期のGDP速報の数字が思いのほか良かったからだ。もっとも、その数字の中身を見れば、16年度の第2次補正予算が効いたとしか読みようがない(表1)。

◆表1:四半期別の実質成長率(季節調整系列)

 つまりは、緊縮財政をしなければGDP(国内総生産)は成長するという当たり前の話なので、秋の補正予算で手抜きをしたらまずいだろう。だが、現実には補正予算の作業は、霞が関などから聞こえてこない。