グローバルに活躍するには
雑談力スキルが必須

 みなさんこんにちは、澤です。

 先日、私の書籍の出版記念パーティーを開き、ミニセッションの一つとして、ForbesのWeb編集長の谷本有香さんと対談をさせていただきました。事前の打ち合わせを全くせず、「壇上での雑談」という感じであったにもかかわらず、出席者がとても喜んでくれ、私自身も大変楽しく話すことができました。

 雑談を盛り上げるには技術が必要です。そこで今回は「雑談力」について書きたいと思います。

 以前、仕事の移動で女性の同僚と一緒にタクシーを使ったとき、私はダッシュボードにプロボクサーの名前が書かれたステッカーが貼られているのを見つけ、「お、そのボクサーのファンなんですか?」と聞いたら、どうやら運転手の方の知人の甥っ子さんだったらしく、後援会にも入ってると教えてくれました。10分程度の乗車中にひとしきりそのボクサーのすばらしさについて話をして、降りるときには新品のステッカーをいただいてしまいました。

 降りた後、同僚が「すごい雑談力ですね~~、うちの旦那も見習ってほしい!」と言いました。どうやら、同僚の旦那さんは雑談が苦手で、タクシーの運転手やレストランの店員に話しかけられると、たいていの場合フリーズしてしまい、仕方なくその同僚が会話の相手をするのだそうです。

 正直、無口だったり口下手でも、人の価値が大きく損なわれるわけではありませんし、他にできることがあればそれを磨いてビジネスで勝負すればいいと思います。ただ、雑談力が高いと、周囲を味方にしやすくなったり、人を紹介してもらいやすくなるなどして、結果的に自分が得をすることが多いのは事実です。

 今は、SNSなどで人のつながりが簡単に広げられるようになった半面、実際に会った時の会話次第で人脈づくりのチャンスをつぶしてしまうリスクもあるかもしれません。

 さらに、この連載のタイトルでもある「グローバル仕事人」という観点からすれば、日本のごく一部の人にウケのいい話ができるだけではなく、どんな国の人にも通用するような雑談のネタを持っていれば、世界中に仲間を作ることもできます。これは大きなビジネスチャンスにつながる可能性がありますね。

 また、様々な打ち合わせや重要顧客との接待の場でも、ちょっとした雑談ができるのとできないのとでは、キャリアアップにも差がついてくるかもしれません。グローバルに活躍できる人材になるためには、雑談力を高めるのはとても大事な要素の一つと言えます。