9月6日、日産自動車は「リーフ」の新型車投入で盟主の座を守る構えだ。写真は千葉で同日撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[千葉市 6日 ロイター] - 世界各国の環境規制強化で電気自動車(EV)に追い風が吹く中、日産自動車はEV「リーフ」の新型車投入で盟主の座を守る構えだ。

 EV市場は新興の米テスラが台頭、他社も開発や投入を急ぐなど競争激化は必至。先頭に立ってEVを推進してきた日産。今度こそ思い描く成長を遂げられるか、新型リーフでその力が試される。

先発優位なるか

「先駆者だったリーフはさらに進化した。日産のコアとなる実力を持った車だ」。西川廣人社長は6日、約7年ぶりに全面改良した新型リーフを誇らしげに初披露した。他社が懐疑的だったEVを日産は早くから次世代エコカーの本命と位置づけ、2010年末に投入したのがリーフだ。世界販売実績は累計約28万台。当初の想定通りには伸びてこなかったが、これまで世界でもっとも売れているEVだった。

 ここ数年、EVで注目を浴びるのはもっぱらテスラだ。今までは1000万円超の高級EVを扱うテスラとは「顧客層が違う」と言い訳できた。だが、同社の最新作「モデル3」は価格が3万5000ドル(約380万円)から。富裕層でなくても手が届きやすくした。受注は50万台を超えており、リーフの累計販売台数を倍近く上回っている。

 ダニエレ・スキラッチ副社長は「日産にはテスラなどにはない強みがある。(EVで)もっとも多くの顧客情報を持ち、84年という自動車開発の歴史がある」と対抗心を露わにする。たかだか創業15年ほどの企業には負けないと言わんばかりだ。