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「神様の女房」特別編
【第7回】 2011年9月30日
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NHK土曜ドラマスペシャル「神様の女房」完成会見
「演技に煮詰まった時は『ONE PIECE』の話をして、二人で盛り上がっていました(笑)」

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10月1日、いよいよNHKでドラマがスタートする『神様の女房』。“経営の神様”として知られる松下幸之助の妻、「松下むめの」の生涯を描いた感動の物語『神様の女房 もう一人の創業者・松下むめの物語』のドラマ化である。
先日、第一回の試写会・完成会見が同局で行われ、松下むめの役、常盤貴子さん、松下幸之助役、筒井道隆さん、さらにはプロデューサーの真鍋斎さん(NHKエンタープライズ)による記者発表が行われた。
大勢のメディア関係者が押し寄せた会見の模様をお届けする(構成/上阪徹、写真/石郷友仁)。

あの偉大な松下幸之助さんも一人の人間だったんだな、
と強く感じました。(常盤)

――(司会者)まず、はじめに制作統括の真鍋よりごあいさつ申し上げます。

真鍋 みなさま、本日は、ありがとうございます。このドラマは松下電器グループの創業者であり、経営の神様といわれた松下幸之助氏と、その活躍を陰で支え、もう一人の創業者と称される松下むめのさん、そのお二人の夫婦の波乱に満ちた生涯の物語でございます。

 そのご夫婦の物語をこのたび、「土曜ドラマスペシャル」の第一弾として放送させていただくことになりました。

 第一回は、貧しくて何も持たない夫婦が、一念発起して独立を決意するまでを描かせていただいています。松下幸之助という人物がどのようにして、電気の世界に魅せられていったのか。そして、その心を瞬間的に分かち合い、ともすれば松下幸之助その人よりも、もっと深く心情を理解していたのではないか、むめの夫人。彼女の心の移ろいが皆さんに伝われば、と思いながら、この第一回を制作していました。

 その心情、心の機微を、ここにいらっしゃいます常盤貴子さん、筒井道隆さんが見事に表現してくださいました。

 第二回、第三回と、ご夫婦はその活躍の場を次々に広げていきますが、そこではまた、簡単には行かない人生のドラマがたくさん待ち構えています。その困難を、二人の夫婦がどのように乗り越えていくのか、ぜひご期待いただきたいと思います。

 究極にモノが溢れたこの現代に、ようやく天井の電灯が点き始めたぐらいの時代を描くことで、モノづくりの原点とは何だったのか、ということを問いかけるような作品になっています。この後も三週続きますので、ぜひご期待をいただいて、ご覧いただければと思います。

――(司会者)では、出演をなされた常盤貴子さん、筒井道隆さんから、一言、ご挨拶いただければと思います。

常盤 第一回は、実は私は昨日、見させていただいたんですが、普通の家庭の生活の一場面を見せてもらえた、という印象を持ちました。自分が出たドラマは、あまり客観的に見られないことも多いんですが、『神様の女房』では、ああ、あの偉大な松下幸之助さんも一人の人間だったんだな、ということをとても強く感じました。

 もしかしたら好き嫌いもあるのかもしれないところですが、あの偉大な松下幸之助さんが、いかにして松下幸之助になったのか。さらには、幸之助さんが家に帰ってきたときには、どんな苦悩を、苦労をしていたのか、うかがい知ることができるドラマだと思います。

 松下幸之助さんの書籍はたくさんありますが、そういうことは、意外に本には載っていないことだったりするのではないかと思いますので、新しい目線を提供できたのでは、と感じています。松下幸之助さんが好きな方も、きっと喜んでくださるのではないかと思います。

筒井 今、松下幸之助さんのご夫婦のドラマを放送するということは、とても意義のあることだと思います。そしてその作品に参加させていただいて、感謝しています。

 撮影中は常盤さんと仲良く楽しく撮影できたので、その楽しんでいる感じが、幸之助さんとむめのさんに、うまく投影されているといいなと思っています。

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「神様の女房」特別編

“経営の神様”として知られる松下幸之助の妻、「松下むめの」の生涯を描いた感動の物語『神様の女房 もう一人の創業者・松下むめの物語』が刊行された。10月1日からは、ジェームス三木脚本、常盤貴子主演でNHKのドラマ化も決定した(土曜日夜9時より。総合テレビ・全3回)。
著者の高橋誠之助氏は、幸之助・むめの夫妻の最後の執事として、二人に臨終まで仕えた人物である。松下幸之助には数多くの著作・評伝などが残されているが、夫人については実はほとんど知られていない。五里霧中の商品開発、営業の失敗、資金の不足、苦しんだ人材の採用と教育、関東大震災と昭和恐慌、最愛の息子の死、そして戦争と財閥解体…。幾度も襲った逆境を、陰となり日向となり支え、「夫の夢は私の夢」と幸之助の描いた壮大なスケールの夢を二人三脚で追いかけていったのが、むめのだった。
この連載では、本書プロローグ全文掲載、著者インタビューなどを通して、小説「神様の女房」と小説の主人公「松下むめの」の魅力について、紹介していく。

著者
髙橋誠之助(たかはし・せいのすけ)
1940年京都府生まれ。1963年神戸大学経営学部卒業後、松下電器産業株式会社(現パナソニック)入社。主に広島営業所などで販売の第一線で活躍。入社7年目、29歳のとき突然に本社勤務の内示があり、「私は忙しい。松下家の家長として十分なことができない。それをきみにやってほしいんや。よろしく頼む」と松下幸之助直々の命を受ける。以来、松下家の執事の職務に就き、20年以上にわたり松下家に関する一切の仕事を担う。幸之助とむめのの臨終にも立ち会い、執事としての役目をまっとうする。その後、幸之助の志を広めるために1995年に設立された財団法人松下社会科学振興財団の支配人となる。2005年、財団法人松下社会科学振興財団支配人、定年退職。

「「神様の女房」特別編」

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