『プライベートバンクは、富裕層に何を教えているのか?』
の4つの目的

 私が『プライベートバンクは、富裕層に何を教えているのか?』を執筆した目的は4つあります。

 1つ目は、「1億円の壁」の向こう側にいる富裕層の実態をつまびらかにすること(第1章)。一言で富裕層といってもいくつかのパターンに分けられることを知っていただきたいと思います。

 2つ目は、そんな富裕層が利用しているプライベートバンクについて正しい理解をしていただくこと。世間がプライベートバンクに抱きがちな「怪しい」「謎めいている」というイメージを払拭すると同時に、顧客に対して実際にどのような「特権」を用意しているのか知っていただきます(第2章)。また、富裕層とプライベートバンクがどうやって接点を持つのかについても触れておきます(第3章)。
 特に日本は富裕層ビジネスが後発のため、成長の余地がまだまだあります。プライベートバンクの利用に興味のある方や、富裕層ビジネスへの参入を検討されている方にも参考になると思います。

 3つ目は、プライベートバンクが顧客に対して金融リテラシー教育の一環としてアドバイスをすることが多い事柄を、「資産運用の10原則」という形で説明します(第4章)。資産運用をおこなうにあたっての根本的な部分になるので、多くの方にとって参考になるかと思います。
 また、プライベートバンクが提供している富裕層限定の金融商品にはどのようなものがあるのかについても解説します(第5章)。

 4つ目は、「1億円の壁」には超えられないものが一部あることを認めたうえで、資産運用については知識や心構え次第で、プライベートバンクが富裕層に提供するものと実質的に同じ価値をもつ方法があると理解していただくこと(第6章)。第5章で紹介する富裕層限定商品の代替になるような投資手法をたくさん紹介しますので、みなさまの資産形成の一助になれば幸いです。


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プライベートバンクは、富裕層に何を教えているのか?
その投資法と思想の本質

日本の全世帯のうち約2%存在する、純金融資産が1億円を超える富裕層。
彼らのみを顧客とするプライベートバンクとはどのような組織なのか?
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