[7日 ロイター] - <為替> ユーロが上昇し9日ぶり高値。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は理事会後の会見で、緩和策縮小に向け準備を進めるにあたり、ユーロ高に起因するインフレの軟化について考慮する必要があるとの考えを示した。ドル/円<JPY=>は108円台前半での取引。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 4営業日ぶりに反発して取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)が超緩和的金融政策を維持したことが買い材料となった。ほとんどの部門がプラス圏で取引されたが、金利や利回りの上昇の恩恵を受ける金融株は落ち込んだ。

HSBC<HSBA.L>は0.7%安。バークレイズ<BARC.L>とスタンダード・チャータード<STAN.L>、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>は1.0%から1.4%下落した。保険大手RSA<RSA.L>は1.8%安となった。

たばこ大手のインペリアル・ブランズ<IMB.L>は2.8%上昇した。スペインの物流会社ロジスタ<LOG.MC>の保有株を一部売却したことが好感された。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場>  続伸して取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)が現行の超緩和的金融政策を維持したことが材料視された。

ECBのドラギ総裁は理事会後の記者会見で金融緩和縮小に慎重な姿勢を示した。2兆3000億ユーロ(2兆8000万ドル)規模の債券購入プログラムの縮小開始を来年まで待ち、非常にゆっくりしたペースで進めるとの見方が高まった。

ECBが大規模緩和を終わらせることを急いでいないと捉えられ、買い安心感が広がった。

STOXX欧州600種自動車・部品株<.SXAP>は5営業日続伸し、0.44%上昇した。バリュエーションが安い点や、米国のハリケーンで損傷した車を買い換える動きにより自動車の売り上げが増えると見込み、ドイツのメルケル首相がディーゼル車の販売禁止を一部の都市で回避しようとしていることが同部門の追い風になっているとトレーダーらは指摘する。

大手自動車銘柄を含むドイツのクセトラDAX指数<.GDAXI>は0.67%上昇した。

一方、銀行株指数<.SX7P>は0.75%低下した。銀行株は金利上昇の恩恵を受けるため、ユーロ高によって金融政策が遅れる可能性が重しとなっている。スペインの銀行サバデル<SABE.MC>とイタリアのバンコBPM<BAMI.MI>は値下がりが目立ち、3.6%と2.6%下落した。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 欧州中央銀行(ECB)が明確に債券買い入れ策の縮小予定を示さなかったとの見方が広がり、国債利回りが低下した。

ドイツ10年債利回り<DE10YT=TWEB>が一時、0.31%を割り込み6月下旬以来の低水準をつけた。

イタリア10年債利回り<IT10YT=TWEB>も10.5ベーシスポイント(bp)低下して1.916%と、こちらも6月終わり以来の低水準を記録した。

これを受け、ドイツ国債との利回り格差は161bpと、約2週間ぶりの水準に縮小した。

ポルトガル10年債利回り<PT10YT=TWEB>は13bp低下して2.72%、1日の下げとしては4月以降で最大となった。

ABNアムロのシニア債券ストラテジスト、キム・リウ氏は「(買い入れプログラムの)段階的縮小を明確に示す兆候があらわれず、債券市場に幾分安心感が広がった」と話した。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]