[東京 8日 ロイター] - 日銀が8日に発表した8月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平残は515兆8029億円となり、前年に比べて3.2%増加した。引き続き3%台の高めの増加を続けているが、8月は都銀の鈍化によって伸び率が前月の3.3%増から小幅縮小した。

貸し出しが前年比で増加するのは71カ月連続。日銀によると、引き続きM&A(合併・買収)やアパートローンを含む不動産向け融資が増加に寄与している。

業態別の内訳をみると、都銀が同2.8%増の210兆6944億円となり、前月の同3.2%増から伸びが鈍化した。日銀によると、大手行の貸出は、最近の増加に寄与している大口のM&Aが実行されるタイミングによって振れが生じやすいという。

地銀・第二地銀は同3.6%増の237兆9092億円で、伸び率は前月から横ばい。信金は同2.8%増の67兆1993億円だった。

8月の預金平残は、都銀と地銀・第二地銀の合計で同4.4%増の683兆1724億円で、前月の同4.5%増から伸びが小幅鈍化した。法人・個人預金ともに増加基調は継続している。

(伊藤純夫)