9月7日、民主党は何でも妨害する政党だと批判してきたトランプ氏だが、6日は同党のペロシ下院院内総務、シューマー上院院内総務が出した連邦債務上限の3ヵ月引き上げ案を受け入れ、共和党側の長期延長案をはねつけた。写真は6日、大統領執務室でペロシ氏(右)、シューマー氏(右から2番目)、マコネル上院院内総務(同3番目)と面会するトランプ氏(2017年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 7日 ロイター] - トランプ米大統領は6日、専用機「エアフォースワン」内で記者団に対し、その日にホワイトハウスで会談した民主党指導者らをわざわざ褒めたたえた。片や、会談に同席していた共和党トップのマコネル上院院内総務とライアン下院議長の名は口にしなかった。

 うっかり言い忘れただけかもしれないし、故意に無視したのかもしれない。ホワイトハウスはその点に言及していないが、最近の状況に鑑みると、トランプ氏が共和党議会指導部に不満をくすぶらせていることが思い起こされる。

 民主党は何でも妨害する政党だと批判してきたトランプ氏だが、6日は同党のペロシ下院院内総務、シューマー上院院内総務が出した連邦債務上限の3ヵ月引き上げ案を受け入れ、共和党側の長期延長案をはねつけた。

 トランプ氏は5日にマコネル、ライアン両氏と会った際には、記者団の前で親しげな会話をほとんど交わさなかった。

 大統領側近によると、トランプ氏(71)はマコネル氏(75)との関係を改善する必要性をまだ理解していない。医療制度改革、移民問題、インフラ投資、税制改革と課題は山積で、周囲はマコネル氏と絆を深めてほしいと願っている。

 この側近は「共和党の議会指導者と一戦を交えたければ、大統領にはその特権があるが、それでは議案を通せない。通したいならマコネル氏に友好的な態度を取らなければ」と語る。