[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米国株式市場は、S&P総合500種<.SPX>が小幅安で取引を終えた。大型ハリケーン「イルマ」がフロリダ州に近づくなか、影響が出ないか投資家は身構えた。

アップル<AAPL.O>やフェイスブック<FB.O>などのハイテク大手が下落して、ナスダック総合<.IXIC>を押し下げた。

保険大手のトラベラーズ<TRV.N>が4%高となり、ダウ工業株30種<.DJI>はかろうじてプラス圏で終了した。

S&Pエネルギー<.SPNY>が1.1%値下がりした。イルマ接近でフロリダ州など南東部のエネルギー需要に悪影響が及ぶとの懸念から、原油安となり嫌気された。

エドワード・ジョーンズの投資ストラテジスト、ケイト・ワーン氏は「ハリケーン『イルマ』がフロリダ州に与える影響や、今後の進路などを巡る懸念を踏まえ、投資家は実際様子見モードだった」と指摘、今後の被害状況を注視していると話した。

S&P情報技術<.SPLRCT>は0.9%安で引けた。

週間で各主要指数は、2週続いた上昇から一転下落した。北朝鮮が翌日、新たなミサイル実験を行う可能性に韓国が警戒する中、地政学的な不安が市場に緊張感をもたらしている。

プルデンシャル・ファイナンシャルの首席市場ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は「北朝鮮情勢やハリケーン、今後予想される被害など懸念材料が重なった」と語った。

ただS&P総合500種は、終値としての過去最高値に約1%以内の水準にある。投資家らは、堅調な企業決算や景気指標が下支え要因と指摘する。

保険株は幅広く上昇した。ダウ・ジョーンズ保険株指数<.DJUSIR>は2.1%上昇し、最近の下げの一部を取り戻した。

個別銘柄では、米信用調査会社エクイファックス<EFX.N>が13.7%安と、S&P銘柄で下落率トップだった。米国の顧客約1億4300万人の個人情報が、ハッカーによる不正アクセスの影響を受けた可能性があると公表し、嫌気された。

米スーパーマーケット最大手クローガー<KR.N>は7.5%安で引けた。第2・四半期(8月12日まで)決算は、値引きに圧迫されるなか7.8%の減益となったことが材料視された。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所で下げ銘柄が上げ銘柄を上回り、比率は1.19対1だった。ナスダックでは1.01対1で上げが下げを上回った。

米取引所の合算出来高は約60億株で、直近20営業日平均の58億株を上回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 21797.79 +13.01 +0.06 21764.43 21846.63 21731.12 <.DJI>

前営業日終値 21784.78

ナスダック総合 6360.19 -37.68 -0.59 6389.65 6391.41 6354.96 <.IXIC>

前営業日終値 6397.87

S&P総合500種 2461.43 -3.67 -0.15 2462.25 2467.11 2459.40 <.SPX>

前営業日終値 2465.10

ダウ輸送株20種 9383.74 +37.71 +0.40 <.DJT>

ダウ公共株15種 746.94 +3.03 +0.41 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1093.49 -13.85 -1.25 <.SOX>

VIX指数 12.12 +0.57 +4.94 <.VIX>

S&P一般消費財 707.77 -2.52 -0.35 <.SPLRCD>

S&P素材 343.03 -0.08 -0.02 <.SPLRCM>

S&P工業 579.53 +1.97 +0.34 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 564.63 -3.67 -0.65 <.SPLRCS>

S&P金融 398.58 +3.04 +0.77 <.SPSY>

S&P不動産 204.41 -0.01 -0.01 <.SPLRCREC>

S&Pエネルギー 471.43 -5.05 -1.06 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 951.83 +3.98 +0.42 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 149.85 -0.19 -0.13 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1000.91 -8.70 -0.86 <.SPLRCT>

S&P公益事業 279.03 +1.23 +0.44 <.SPLRCU>

NYSE出来高 8.01億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 19200 + 60 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物12月限 円建て 19150 + 10 大阪比 <0#NIY:>

(ロイターデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)