2017年夏時点での人気SIMフリースマホのスペックと機能を全紹介する本特集。第5回は番外編としてLTE対応SIMフリータブレットを紹介する。

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MediaPad M3 Lite

 やや影が薄くなった感もあるAndroidタブレットだが、ファーウェイがコスパに優れた製品を複数の価格帯でリリースしている。一方のASUSは、スペックが高いモデルに注目。画面の縦横比が4:3という部分が電子書籍に適しており、人気の秘密だ。

 もちろん忘れてはいけないのが、iPad。3月に登場した新型「iPad」は価格面にも注力されたモデルとなった。LTE対応のSIMフリー版は5万円台後半からだが、アプリの充実度、OSバージョンアップなどのサポート、そしてリセールバリューを考えれば、実は割高感はないとも言える。高価ではあるが、新型のiPad Proの2機種もSIMフリーで入手できる。

人気SIMフリースマホ
【高コスパなAndroidか使い勝手がいいiPadか タブレット編】

●ファーウェイ「MediaPad M3 Lite
●ファーウェイ「MediaPad T3
●ファーウェイ「MediaPad M3
●ファーウェイ「MediaPad M3 Lite 10
●ファーウェイ「MediaPad T3 10
●ファーウェイ「MediaPad T2 8 Pro
●ASUS「ZenPad 3 8.0
●ASUS「ZenPad 3S 10 LTE
●ASUS「ZenPad 10
iPad Pro 10.5、iPad Pro 12.9、新iPad、iPad mini 4

8型だけで3モデル用意のファーウェイ
エンタメ機能充実で税抜3万円弱の「MediaPad M3 Lite」

 ファーウェイのAndroidタブレット「MediaPad」の現行機は、フラグシップ「M3」、ミドルクラス「M3 Lite」、エントリー「T3」の3クラス構成となっている。片手で使えるギリギリのサイズで、自宅でも外出先でもどちらでも使いやすい8型モデルは、この3クラスすべてに製品を用意している。

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 つまり「MediaPad M3 Lite」は8型モデルのミドルクラス機。フルHDオーバーの8型液晶(1920×1200)に、オクタコアCPU(Snapdragon 435 1.4GHz+1.1GHz)、3GBメモリー、32GBストレージ、8メガカメラ(イン8メガ)、4800mAhバッテリーなど、性能的にはミドルクラスながら十分なもの。ネットワークの対応バンドも多めで、auネットワークのデータ通信も利用可能。OSもAndroid 7.0だ。

 横画面時の左右にステレオスピーカーを搭載し、Harman Kardonとの共同開発によるチューニングが特長。また、前面下部には指紋センサーも搭載している。この指紋センサーはタッチや長押しで「戻る」や「ホーム」と言った端末操作に対応している。

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税抜3万円弱のタブレットにも関わらず、しっかりと指紋センサーも搭載している。これで端末の基本操作も可能だ

 デザイン面でも側面のメタルフレームに、背面の金属調の塗装で高級感もしっかりある。持ち運ぶ機会が多い8型タブレットとしては気になる重量も約310gと抑えられている。

 このような充実した内容で、価格はLTE対応モデルでも税抜2万9800円。性能と価格のバランスがいい注目の新製品だ。

なんと税抜1万円台のLTE対応SIMフリータブ!
「MediaPad T3」

 ファーウェイの8型モデルの中でも、「HUAWEI MediaPad T3」は税抜2万円弱というLTE対応のSIMフリータブとしては最安クラスのエントリーモデルだ。

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安価とは言え、安っぽさはない。アルミ合金による筐体が用いられている

 そのぶんスペックはやや抑えめ。8型液晶の画面解像度は1280×800。CPUはクアッドコアのSnapdragon 425(1.4GHz)。2GBメモリー、16GBストレージ、5メガカメラ(イン2メガ)など。とはいえ、OSはAndroid 7.0で、バッテリー容量も4800mAhと基本的な部分は大きく見劣りするわけではない。

 サイズも横幅は上位モデルとほぼ同じ約125mm、重量も約350gなので持ち運んでの利用は十分可能。月額1000円程度の格安SIMとの組み合わせたり、安価さを活かして子供用にするのも良さそうな1台だ。

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オリジナルケースも標準で付属しており経済的

音と画面にこだわったプレミアムな8型モデル
ファーウェイ「MediaPad M3」

 「MediaPad M3」は、ファーウェイのSIMフリータブの中でも、サウンドと高画質のディスプレーにこだわったという8型のプレミアムモデル。シルバーのスタンダードモデルとゴールドのプレミアムモデルがあり、ストレージのサイズが異なるほか、後者にはM3専用設計というAKG製イヤホンも付属する。

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プレミアム感のあるメタル筐体を採用。指紋センサーはホームボタンに一体化されている

 スペックも当然高く、8.4型液晶の画面解像度は2560×1600、CPUは高性能なKirin 950(2.3GHz+1.8GHz、オクタコア)、4GBメモリー、32 or 64GBストレージ、5100mAhバッテリーなど。タッチ式の指紋センサーも搭載する。

 サウンド面では、旭化成エレクトロニクス(AKM)製のD/Aコンバーターを搭載するほか、米ハーマン社がサウンドチューニングを担当。端末の上下部に1W×2のスピーカーが設置されている。横画面ではステレオサウンドを楽しめるほか、縦画面でも左右をミックスしての再生をしてくれる。ディスプレーも独自の最適化技術「ClariVu」によって、利用している場面に合わせた表示に自動的に切り替わる。

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本体上下に大型のスピーカーを搭載。電子書籍の読書時にブルーライトをカットする機能も

 昨年末の発売だが、OSもAndroid 7.0にアップデートしており、性能的には上位クラス。家でも外でも音楽や写真をじっくり楽しみたい人にオススメの1台だ。

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こちらはM3の中でもさらに上位のゴールドモデル

10型モデルも強化してきたファーウェイ
ミドルクラスの「MediaPad M3 Lite 10」

 10型タブレットは持ち運びんで利用するというイメージが薄かったせいか、LTE対応&SIMフリーモデルのラインアップが限定的だったが、ここに来て製品が増えている。その要因の1つが動画配信サービスの普及だろう。動画を楽しむなら、大画面の方が当然迫力があるし、「Netflix」のように自宅のWi-Fi経由で一旦コンテンツをダウンロードしておき、外出先でも見られるサービスも増えている。また、Officeファイルの閲覧・編集など、簡単な仕事をこなすという部分でも便利に利用できる。

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ミドルクラスの10型タブ「MediaPad M3 Lite 10」。指紋センサーが横画面時の前面下部に搭載されている

 10型モデルで最初に紹介する「MediaPad M3 Lite 10」は、8型モデルの「MediaPad M3 Lite」と同様に、ミドルクラスに位置づけされる。実売価格は約3万6000円。性能やスペック面はそのMediaPad M3 Liteと同等の部分が多い。フルHDオーバー(1920×1200)の10.1型液晶にSnapdragon 435、3GBメモリー、32GBストレージ、指紋センサーなどだ。バッテリーサイズも6660mAhとサイズ相応に大型化されている。

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側面の4つのスピーカーで動画や音楽をしっかり楽しめる

 より強化されているのはサウンドで、横画面時に上下となる側面に2つずつ、計4つのスピーカーを搭載することで、横画面でも縦画面でもステレオになる。もちろんHarman Kardonによるチューニング。Microsoft Office Mobileの各アプリもプリインストールされているので、Bluetoothキーボードとの組み合わせでノートPC的にも使えそうだ。

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Bluetoothキーボードと組み合わせてのノートPC的な活用もよさそう

大画面でもお手頃価格なのは変わらず
「MediaPad T3 10」

 ファーウェイのもう1台の10型タブレットはエントリークラスの「MediaPad T3 10」。大画面なのにLTEモデルでも実売約2万3000円の価格が最大の魅力だ。

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LTE対応の10型タブレットなのに2万円台前半の価格というファーウェイ「MediaPad T3 10」

 MediaPad M3 Lite 10と比べると画面サイズはやや小さい9.6型(1280×800)、CPUもクアッドコアのSnapdragon 425(1.4GHz)になるが、8mm切りの薄型筐体と10型にしては軽量な460gの重量は本機も同じ。無線LANが5GHz対応(IEEE802.11n)、OSがAndroid 7.0だったりと、快適に使うための基本性能はしっかり備わっている。8型モデルのT3と同様に子供用のタブレットという用途も考えられる1台だ。

大きな話題になったLTE対応8型タブ
ファーウェイ「MediaPad T2 8 Pro」

 LTE対応&SIMフリーにも関わらず、2万円台で購入できることが昨年末に大きな話題となったファーウェイ製SIMフリータブ。それが「MediaPad T2 8 Pro」だ。

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お買い得なSIMフリータブとして2016年末に登場した「MediaPad T2 8 Pro」

 ファーウェイの8型タブはミドルとエントリーに新機種が登場したのでやや影が薄くなったが、1920×1200の8型液晶、オクタコアのSnapdragon 615、2GBメモリー、16GBストレージ、4800mAhバッテリー、Android 6.0など、今でもまずまず十分に使える性能ながら、価格が下がっているとなるとお買い得。au系のデータSIMでも利用可能(通話は不可)だ。

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メタルフレームがアクセントになっている。重量は340gとやや重め。microSIM/microSDスロットは側面に。auネットワークにも対応する

4:3の縦横比で電子書籍の表示に適している
ASUSの高性能タブ「ZenPad 3 8.0」

 ASUSの高性能SIMフリータブレット「ZenPad 3 8.0」は、iPadシリーズと同じ4:3の縦横比の画面と、ハイスペックが売りの1台。特にコミックや雑誌など、固定レイアウトの電子書籍に適したモデルと言える。

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4:3の高解像度ディスプレーが電子書籍向けと言える「ZenPad 3 8.0」。背面は滑りにくい処理が施されている

 主なスペックは、ディスプレーは2048×1536の7.9型液晶、Cortex-A72ベースの高性能コアも搭載したSnapdragon 650(6コア)、4GBメモリー、32GBストレージ、8メガカメラ(イン2メガ)、4680mAhバッテリーなど。OSはAndroid 7.0へのアップデートも提供されている。ネットワーク面では2波のキャリアアグリゲーションにも対応。7.57mm/320gという薄型軽量筐体も魅力だ。

希少な10型クラス&4:3のSIMフリータブレット
ASUS「ZenPad 3S 10 LTE」

 ASUSの「ZenPad 3S 10 LTE」は、10型クラスでディスプレーの縦横比が4:3、しかもLTE対応という貴重なAndroidタブレットだ。

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10型で縦横比4:3のLTE対応モデル「ZenPad 3S 10 LTE」

 9.7型液晶(2048×1536ドット)を搭載する以外は、ZenPad 3 8.0と共通のスペックが多いが、縦横比4:3のディスプレーがやはり電子書籍用途には便利。このサイズなら、横画面での見開き表示で特に威力を発揮しそうだ。また、画面下部のデュアルスピーカーに加え、ヘッドフォン使用時はバーチャルサラウンド再生に対応するなど動画用途にも向いている。

もう少しお手頃に購入できるASUSの10型タブ
「ZenPad 10(Z301MFL)」

 ASUSは縦横比4:3のZenPad 3シリーズが人気の中心だが、こちらの「ZenPad 10(Z301MFL)」はより標準的な1920×1200ドットの10.1型液晶を搭載する。

ASUS ZenPad 10
カラバリが3色用意されるASUSの10型タブ「ZenPad 10」

 動画再生を意識し、画面の美しさが特徴。「VisualMaster」と名付けられた同社独自技術により、周囲に応じたコントラストや明るさに調整するほか、パネルの構成を減らすことで高い光透過性による鮮明な表示を実現しているという。また、サウンド面でもヘッドフォンで7.1ch、本体のスピーカーでも同様にバーチャルサラウンドを実現している。

 主なスペックは、10.1型液晶のほかは、CPUがMediaTek製クアッドコアのMT8735A(1.4GHz)、2GBメモリー、16GBストレージ、5メガカメラ(イン2メガ)、4680mAhバッテリー、Android 7.0など。他のASUS製タブと同じくauネットワークにも対応する。価格は税抜3万2800円。

価格重視なら、9.7型の新iPad
iPad Proは強力だが、お値段も高め

 LTE対応&SIMフリーのタブレットと言えば、iPadももちろん人気だ。SIMフリー版iPhoneと同様に、対応周波数が非常に多く、国内3キャリアを含めて、海外での利用に広く対応するほか、タブレットに特化したアプリの充実度、OSアップグレードにより長期間安心して利用できるという点でも、Android機と比較して明らかに有利と言える。

 タブレット単体で利用するなら、3月に購入した新iPadが価格的に魅力的。厚さ7.5mm、重量は478gと少し分厚く、重くなったが、実用的にはまったく問題はなく、それでいてSIMフリーのLTE版でも5万円台から用意されているので、上述の要素からは割安感すら感じる。

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最新のiPadはLTE対応モデルでも5万円台で購入できる

 6月に新モデルが出たiPad Proの10.5/12.9型モデルももちろん注目。ノートPCに匹敵する高い処理性能や最大512GBの大容量ストレージなど、活用の幅は広い。ただし、価格の方もノートPC並だ。