[サンフランシスコ/ニューヨーク 8日 ロイター] - 米株式市場の防衛関連株は、米朝関係の緊張の高まりを受けて年初から大幅に上昇している。ただ、既に割高感も漂い始めており、株価のピークは越えた可能性もある。

S&P航空宇宙・防衛株指数<.SPLRCAERO>は年初来の上昇率が23%と、S&P総合500種指数の10%の2倍以上に達し、2013年以来の高い伸びとなっている。

アナリストによると、これは北朝鮮情勢の緊迫などが一因で、S&P航空宇宙・防衛株指数の1年後の利益予想に基づく株価収益率(PER)は既に20.5倍と、1999年以来で最高の水準に達している。

アバディーン・スタンダード・インベストメントの米株ヘッド、ジェフ・モリス氏は、大幅なアウトパフォームは大規模な軍事行動が起きた場合になると指摘。防衛セクターの業績は米国の予算頼みの様相が強まるとの見方を示した。

モーニングスターのアナリストのクリス・ヒギンス氏は共和党内の財政タカ派に言及し、「国防予算が大幅に増えるとの期待が広がっているが、やや行き過ぎに思える」と述べた。

トランプ大統領は5日のツィッターで、日本と韓国が米国から軍事装備を購入することを認めると投稿したが、米政府が武器の輸出を承認するには数年かかることもある。