[ニューヨーク 11日 ロイター] - BMOキャピタル・マーケッツは11日、米連邦債務上限の3カ月間の引き上げ合意を受け政府が財務省短期証券(Tビル)発行規模を歴史的な高水準近辺に引き上げた場合、9月のTビル発行規模は1000億ドル増加する可能性があるとする報告書を発表した。

この場合、第3・四半期の発行規模は1700億ドルとなり、財務省のキャッシュバランスは1000億ドルを超える水準となるとの試算を示した。9月7日時点のキャッシュバランスは520億ドルだった。

トランプ米大統領は8日、連邦債務上限の3カ月引き上げと152億5000万ドルのハリケーン「ハービー」などの災害救済法案に署名。BMOキャピタル・マーケッツは、債務上限が12月8日以降引き上げられなかった場合、2850億ドルの支払い義務を満たすために政府は一連の非標準的措置を導入する可能性があるとの見方を示した。

こうした措置には、州・地方政府への証券の売却停止や、連邦職員の年金基金の国債再投資の停止などが含まれる可能性があるとしている。

BMOはこうした非伝統的措置も来年3月には枯渇する公算が大きく、その場合は同月に償還を迎えるTビルが圧迫される可能性があるとの見方を示した。

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