[ニューヨーク 11日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが上昇。大型ハリケーン「イルマ」が熱帯低気圧に弱まったことや、北朝鮮が前週末に核実験を行わなかったことを受けて安心感が広がった。対円<JPY=>では1.5%と大幅に値上がりし109円台半ば付近で取引された。値上がり幅は約8カ月ぶりの大きさとなる勢い。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.66%高の91.957。前週末には91.011と2年半ぶりの安値をつけていた。

ジェフリーズ(ニューヨーク)のブラッド・ベクテル氏は「買い安心感からドルが多少値上がりした。週末にかけてかなり売られ過ぎの状態だった」と述べた。

北朝鮮では9日に建国記念日を迎えたものの、ミサイル発射や核実験などは行われなかった。またハリケーン「イルマ」は週末に南部フロリダ州を直撃したものの、その後勢力は弱まり熱帯低気圧に変わった。

こうした流れを受け、この日の市場ではリスク選好が改善し、米国株は値上がりする一方、米国債価格は下落した。

ユーロ/ドル<EUR=>は0.68%安の1.1951ドル。欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事はこの日、緩和的な金融政策がより長期的に続く可能性を示唆。ECBが消費者物価の押し上げに長らく苦労していることを踏まえると、インフレターゲットの達成に必要な期間である「中期」とは、通常よりも長くなる可能性があるとの認識を示した。

英ポンドは対ユーロ<GBPEUR=>で3週間半ぶりの水準に上昇。イングランド銀行(英中銀)が今週の金融政策委員会の会合で金利に関してタカ派的な見解を示すのではとの憶測が広がった。カナダドルは対米ドル<CAD=>で小幅上昇した。

ドル/円 NY終値 109.39/109.42

始値 108.52

高値 109.50

安値 108.51

ユーロ/ドル NY終値 1.1951/1.1955

始値 1.2011

高値 1.2014

安値 1.1948

*表のレートを更新しました。

(表はロイターデータに基づいています)