売れない店はほとんど売れない
今のところ売り上げは度外視

「富士ルチン」発売から約4ヵ月が経つ。売れ行きについては、「売れる店舗では、想像以上に売れています」と、丹社長。一方で、「売れない店はほとんど売れないですよ。1ヵ月に1、2包程度です」と語り、鷹揚に笑う。

「今は、そばに健康的なイメージを根づかせていく段階です。もちろん、『富士ルチン』のサプリメントとしての効果は折り紙つきですが、まだまだ商品自体の収益を求める段階ではありません。定例の店長会議で出荷数を報告してくれる店長には、まだ販売数は上げなくてもいいぞと伝えてあります。その代わり、店頭の券売機の“右下”の押ボタンだけは、俺に貸してくれと」(丹社長)

 目に見える数字だけを追いかけていたら、決して実現しなかった「富士ルチン」。当初は1年間という期間限定での発売を予定していたが、現在は機能性表示食品の申請中で、商品の改良や定番化も検討しているという。

「このやり方がどういう結果を生むか、しっかりと見ていくつもりです。私としては、どんどん新しいことをやっていきたい。今は『富士ルチン』が、お客様に富士そばを食べていただくきっかけになれば、それがいちばんです」(丹社長)

「食と健康」の相関性が重要視される昨今、「富士ルチン」が、新たな富士そばの名物になるかもしれない。