1)コストパフォーマンス

 中国で流通している魚の中で、サーモンは決して安価な魚ではない。一方、中国で生食可能な魚を手に入れようとすると総じて高値となってしまうため、安定的に入手できるサーモンは突出してコストパフォーマンスが高く映る。

 2)味

 世界的に、トレンドは淡白な白身よりトロやサーモンといった、脂がのった魚に傾いている。ほぼ全身がトロと言ってもいい、脂の乗った養殖サーモンは、現代人の舌を確実に捉えていると言える。

 3)使い勝手の良さ

 食の西洋化に伴い、マヨネーズやオリーブオイル、チーズといった欧風の味付けと相性のいいサーモンは、使いやすい食材の一つとなっている。実際に、日本の寿司をはじめ、中華料理にも大きな影響を与え始めており、サーモンが活用されるシーンは確実に増えつつある。

寿司の本場の日本では
微妙なサーモンのポジショニング

 日本では、サーモンに対する印象が、寿司ネタとして普及した80年代以降に育った30代以下の人間と、それ以上の人間とで大きく異なるようだ。