9月8日、米JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEO(写真)の頻繁な「ワシントン詣で」が政界や金融業界で話題となっている。カリフォルニア州で5月撮影(2017年 ロイター/Mike Blake)

[ワシントン/ニューヨーク 8日 ロイター] - 米JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)の頻繁な「ワシントン詣で」が政界や金融業界で話題となっている。

 ダイモン氏は昨年12月に米大手企業の最高経営責任者(CEO)で構成するビジネス・ラウンドテーブル(BRT)の会長に就任後、首都ワシントン訪問が急増。複数の消息筋によると、年初来の回数は既に十数回と例年の4倍に達し、有力な政界関係者などと幅広い課題について話し合っている。

 ワシントン訪問の頻度が高く、取り上げる内容が多岐にわたっていることから、政界や金融業界ではダイモン氏がJPモルガンと直接関係のない課題に注ぐエネルギーの大きさが話題になり始めている。一介の経営者というよりは一国を総べる人物のように振る舞っているとの声も聞かれる。

 金融業の業界団体であるファイナンシャル・サービシズ・ラウンドテーブルのティム・ポーレンティーCEOは「ダイモン氏には以前からワシントンに接近する手段があった。これまでと異なるのは、今はダイモン氏がそれを望んでいる点だ。単にJPモルガンの代表としてではなく、もっと幅広い政策について役割を担いたいのだ」と述べた。

 ダイモン氏は過去に、実現したい唯一の大きな仕事は米国の大統領に成ることだが、立候補は難しいだろうと述べている。