[北京 12日 ロイター] - 中国の李克強首相は12日、世界経済はポジティブな兆候を見せているが、引き続き脆弱であり、各国は、量的緩和ではなく構造改革で成長をサポートすべきとの見方を示した。

また各国は自由貿易を維持すべきとしたほか、中国経済は安定しており、引き続き改善していくとの見方を示した。

李首相は北京で国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事や世界銀行のジム・ヨン・キム総裁らと会談した。

李首相は、共同記者会見の場で「世界経済には明るい要素が増しており、一部には上向きの兆しが見られる。しかし同時に脆弱さは残り、不安定かつ不透明な要因は依然として増えている」との認識を示した。

また首相は「自由貿易は問題解決の良薬だ。自由貿易を通じて、困難な回復の中で多くの問題の解決が可能であり、企業の変革を支援したり、消費者の選択の幅が広がるなどといった側面がある」と主張した。

中国経済については「ここ数カ月の成長トレンドを踏まえると、経済は上期に見られたトレンドを今後も維持することだろう」と語った。

中国の高水準のレバレッジレシオ問題に関して、首相は、中国のレバレッジは落ち着きを取り戻し、一部では低下も見られると指摘した。

競争的な通貨切り下げを回避する、との姿勢をあらためて示した。

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