[ベルリン 12日 ロイター] - ドイツ経済省は12日、独経済は上期の堅調な成長を経て、力強い上向きの動きが続く見込みだが、下期は失速する可能性があると指摘した。

ドイツでは雇用が過去最高、実質賃金も上昇し、借り入れコストも非常に低いことから、消費主導の好景気が続いている。9月24日実施の総選挙で4期目を狙うメルケル首相にとって、追い風となりそうだ。

経済省は月報で「成長は下期も続く。しかし勢いはやや弱くなる」と予想。民間消費が引き続き経済の重要なけん引役となるが、小売りセクターに陰りが見られ、第3・四半期は鈍化する可能性があるとした。

経済省は全体的な業況感は引き続き比較的高く、企業は採用を続けていると指摘。その上で「雇用の伸びはいくらか鈍化する可能性がある。また製造業と建設業の生産の拡大も緩やかになる可能性がある」とした。

「上期には貿易の経済成長への寄与はややポジティブだった」とし、堅調な労働市場が内需を押し上げたとの見解を示した。このほか、欧州中央銀行(ECB)の低金利政策や原油価格の小幅下落も追い風となったと指摘した。

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