[フランクフルト 12日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は12日、ECBの非伝統的な金融政策措置はおおむね目標達成に貢献しており、引き続き政策ツールの一部となるとの見解を示した。フランクフルトで開かれた会合で語った。

デフレの脅威に直面したECBは、非伝統的措置として、マイナス金利の導入、大規模な資産買い入れ、銀行への十分な流動性供給を行ってきた。

ただ、物価上昇は予想以上にゆっくりと進んでいる。

コンスタンシオ副総裁は、ユーロ圏経済の回復にもかかわらず、賃金・物価の圧力が見られない状況に政策当局者が困惑しているとしても、インフレ率は「最終的に」ECBの目標に回帰すると指摘。

「金融政策を十分緩和的に維持することで、ECBが担う責務に沿い、目標を最終的に達成できると確信している」と述べた。

その上で「非標準的な措置は当面、ECBの政策ツールとなる。その一部については、ある時点で標準的措置とみなされる可能性もある」と語った。

また、マイナス金利はユーロ圏で効果的だったと指摘。現在の金利政策を巡りプラス効果がマイナスの副作用を上回っているため、理論上はさらなる引き下げも可能との考えを示した。マイナス金利は例外的に利用されるECBの新たな政策ツールだとする一方、この政策には緊密な注視が必要との認識も示した。

ECBのバランスシートについては、資金調達市場は銀行が中心となっているため、最終的に縮小できると発言。資産買い入れは将来的に必要な場合に再び利用され得る政策ツールだとした。

フォワードガイダンスについては、ECBは「不完全な措置」と認識しているものの、非伝統的措置の一つとして利用し続けると述べた。

*内容を追加しました。